説明
*受注製作です。在庫は持ちません。頂きましてから全て御作りします。お急ぎの方はメールでお問い合わせくださいね。
私が初めて犬(初代エルフ)を飼ったのは、今から38年前の中学2年生の時でした。当時私は、学校で色々と有り、学校に行きたくない気分の日々が続いていました。そんな私の為に、父が取引先で生まれた子犬をもらってきてくれました。
私は嬉しくって丈夫に育ってほしくエルフと名付けました。毎朝散歩に行き、登校の前には声をかけ下校する時は、早く会いたくって必死に自転車を漕ぎました。母曰く、時刻が何時であっても私が自宅から4kmあたりに近づくとエルフは時刻がバラバラでも、そわそわして玄関のほうをずっと見て待っていたそうです。
そんな彼は、1年後に世を去りました。当時は病気に対する知識も乏しく、予防が十分にできていなかったからですが。私は狂ったように泣きました。この世の終わりのように泣きました。自分の一部を失ったような気分でした。
父と共にエルフを葬って帰路の時に、父はエルフの首輪を私に渡して私にこう言いました。 「あいつはな、いつもお前と一緒に居るからな。あれだけお前のことが好きだったし、お前もこれだけ悲しむくらい好きだったんだから。死ぬってな、姿が無くなるだけで、いつも傍に居るんだから。この首輪は外して持って帰ろう。もう自由にしてやろうな、だって神様のところに行くんだから。」 エルフの首輪を、ずっと本棚に飾っていました。写真なんて撮っていなかったんで思い出と首輪だけが傍に居てくれました。
共に遊び、共に駆けた家族。目の前から姿を隠した彼らのための、新しいお家を用意して一緒に居てあげられたら、きっと喜んでくれるって思うんですよね。 そこで今から10数年前に「そうだ、彼ら用の仏壇を作ろう!あの時、エルフのためには出来なかったから!」って思い立ちました。
ですが、形状や仕様を随分悩んできました。 「インテリアの一部として設計したい」「御客が一目見て『仏壇』って判るものにはしたくない」。このコンセプトで出来たものがこちらです。 幾ら可愛くても「仏壇までは・・・」って思う人も居られるでしょうから。ですからそういう方が来られても、一見して、「それだ」っていうものではなく、インテリアとして見える形状に仕上げました。
観音開きの扉の彫刻は、写真のワンコ・ニャンコからお選びくださいね。*仕上げはワトコオイル仕上げです。今回は、5色の中からお選びいただけます。色見本でご確認くださいね。木目などで発色が変わる場合もございます。また、紫外線や、時間経過とともに、発色が変わってもいきますので御理解下さい。 ※彫刻・カラーのご指定が無い場合は、「ワンコ・ダークウォールナット色」でのお届けとなります。 (大きさ)奥行き390mm×横360mm×高さ330mm (材質)パイン集成材 (塗料)自然塗料のワトコオイル
レビュー
レビューはまだありません。